オカリナを吹くときの息のスピード
オカリナはただ息を吹き込むだけですべての音が出る楽器です。とはいえ、すべての音(AC管の場合、低いラから高いファまで)が正しいピッチ(音程)にはなっていません。これはピアノも含めてあらゆる楽器でいえることですが、特にオカリナはピッチが適当な楽器です。
また、オカリナが属する管楽器は吹き込む息のスピードで音のピッチが変化します。基本的に、低い音は息のスピードを遅く、高い音は息のスピードを速くしないと狙った音に近づきません。オカリナはこの傾向が特に強いので、この息のスピードコントロールがどれだけ上手くできるかが演奏技術の大半を占めているといっても過言ではありません。
オカリナ初心者は、まずは音階(ドレミファソラシド)を吹いてピッチを確認しましょう。
自分の耳に自信がなければ電子チューナーを使ってもいいですが、前術しているようにオカリナという楽器はそもそもピッチが適当なので電子機器を使ったがゆえに迷うかもしれません。
次のステップ → 安定した音程を出すために
関連ページ
- オカリナの持ち方
- 左側の4個の穴を左手の指で押さえます。左の穴から人差し指、中指、薬指、小指。右側の4個の穴は右手の指で押さえます。
- オカリナのくわえ方
- 口先を軽く尖らせたら、オカリナの歌口(吹き込み口)にそっと当てましょう。このとき、口元の筋肉はリラックスさせてください。
- オカリナの吹き方
- 口腔内は舌でほぼ占められており、空間はほとんどありません。口腔に空間がなくても口先から息さえ出せればいいわけです。
- オカリナを吹く姿勢
- オカリナは気楽に演奏できるのが一番の魅力なので、どんな姿勢であってもかまわないと私は考えます。
- オカリナのタンギング
- 舌を上の歯からパッと離すと鋭くなった息が外に出ていきます。再び上の歯に舌を当てると息の流れが遮断されて音の終わりもシャープになります。
- オカリナのロングトーン
- 均一な音を長く出すには、息の量を一定にコントロールする技術が必要です。
- オカリナのビブラート
- ビブラートとは、音を震わせる技法です。音を震わせて楽器を演奏すると美しい音色になります。