オカリナ奏者

世界で人気のオカリナ奏者

オカリナは戦後ヨーロッパから日本に伝えられた楽器で、その歴史はとても浅いです。しかし、この半世紀でオカリナという楽器はこの日本の地で大いなる発展を遂げました。そして、今やオカリナといえば日本のメーカーや日本人奏者を抜きにして語ることができません。

オカリナ愛好者の数は日本が世界一だそうです。日本人はそれだけオカリナの音色に魅了されているのでしょう。

この日本を発信源として、アジア全域にオカリナブームが広がっています。

 

世界的にも有名な日本人オカリナ奏者を列記しておきます。

 

宗次郎 1985年にレコードデビュー。NHK特集「大黄河」でオカリナブームの火付け役となる。
大沢聡 国立音大サクソフォン科卒。2008年オカリナで国際芸術連盟音楽賞を受賞。トリプルオカリナのカリスマとされる。
みると 1982年茨木生まれ。完全独学でプロのオカリナ奏者になった異端児。オカリナ理論を追及している。
本谷美加子 北海道出身。地元コンサート活動で有名になり、1994年オカリナでメジャーデビュー(東芝EMI)。
弓場さつき 1991年福岡生まれ。大沢聡の秘蔵っ子で2013年にCDデビュー。クラシック音楽を超絶技法を駆使して演奏する。
中原蘭 1988年栃木県生まれ。Toutubeで1万人近いフォロワーを持つオカリナ界のアイドル。澄みきったその音色は有名プロをも超えている。

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オカリナの歴史
オカリナの起源は南アメリカのアステカ文明(15世紀ころ)とされ、それがヨーロッパ(イタリア)に渡って今の形になりました(19世紀ころ)。
オカリナの構造
歌口から入った息はエッジに当たります。息が二つに分かれるときに周囲の空気を振動させ、その振動をオカリナ内部で増幅させるのです。
オカリナは簡単?
オカリナの音色は奏者のテクニックにもよりますが、そのほとんどは楽器そのものが持っているポテンシャルに依存しています。
オカリナのお手入れ
オカリナは陶器ですので表面を拭かなくても錆びたり変色はしません。その点で、オカリナはとても気軽な楽器といえます。
オカリナの寿命
オカリナは寿命が比較的短いという欠点があります。分解して掃除することができないからです。
オカリナ演奏スタイル
庶民でもオカリナ演奏を楽しめるようにと近年ではアンサンブル演奏が主流になってきています。
オカリナの替え指
運指には基本の形はあるものの「これでなければいけない」というものではありません。
オカリナ練習場所
オカリナもけっこう大きな音で鳴るのでアパートとかで練習するのは周囲に気をつかいます。そこで考案されたのが専用の消音器です。