オカリナを始める

オカリナを始める前に

オカリナの歴史

オカリナの起源は南アメリカのアステカ文明(15世紀ころ)とされ、それがヨーロッパ(イタリア)に渡って今の形になりました(19世紀ころ)。日本に紹介されたのは第二次大戦後で、音楽家の火山久(1925〜1997)がフランスの友人からお土産としてもらったのが最初。オカリナの音色に魅了された火山久は音程(ピ...

≫続きを読む

オカリナの構造

オカリナは唇の振動を必要としないので、木管楽器に分類されます。また、リコーダーやフルートと同じエアリード楽器です。エアリード楽器とは空気を振動させて音を増幅する楽器のことで、サクソフォーンなどのようにリードを振動させて音を出す楽器とは区別されます。これはオカリナの断面図です。吹き口から入った息はウィ...

≫続きを読む

オカリナは簡単?

オカリナはフルートと違い、音を出すだけなら簡単です。その点でいえばリコーダーと同じです。オカリナの音色は奏者のテクニックにもよりますが、そのほとんどは楽器そのものが持っているポテンシャルに依存しています。したがって、よりすばらしい音色で演奏したいのであれば評価の高い楽器を手に入れるべきです。ただし、...

≫続きを読む

オカリナのお手入れ

どんな楽器もそうですが、練習や演奏が終わったらお手入れをしてからケースなどに仕舞います。そうしないと手の脂分や汚れが付着して、みるみるうちに表面が錆びたり色がくすんだりしてきます。では、オカリナもそうでしょうか。その答えはNOです。オカリナは陶器ですので表面を拭かなくても錆びたり変色はしません。その...

≫続きを読む

オカリナの寿命

オカリナはお手入れが必要ないので便利ですが、その一方で楽器に寿命があるという欠点があります。その理由は、オカリナという楽器はパーツ交換ができないからです。寿命といっても突然音が出なくなるわけではなく、「音質が低下して本人が我慢できなくなる」というのが正解です。毎日吹いている人で5年が目安でしょうか。...

≫続きを読む

世界的オカリナ奏者

オカリナは戦後ヨーロッパから日本に伝えられた楽器で、その歴史はとても浅いです。しかし、この半世紀でオカリナという楽器はこの日本の地で大いなる発展を遂げました。そして、今やオカリナといえば日本のメーカーや日本人奏者を抜きにして語ることができません。オカリナ愛好者の数は日本が世界一だそうです。日本人はそ...

≫続きを読む

オカリナ演奏スタイル

オカリナは元々ソロで演奏される楽器でした。その演奏スタイルは独特でして、ともすれば伴奏すら必要ではなく、澄んだ音色さえ響かせればじゅうぶんだったのです。逆に伴奏があるがゆえにオカリナの純粋な音色を損なってしまうケースもあるからです。ソロ演奏で聴衆(オーディエンス)を魅了するレベルにはなかなか...と...

≫続きを読む

オカリナの替え指

オカリナでいろんな音程を出すには12個の穴(トーンホール)をいろんな組み合わせでもって指の腹で塞ぎます。これを運指といいますが、基本の形はあるものの「これでなければいけない」というものではありません。というのも、そもそもオカリナという楽器は音程(ピッチ)がとても適当なのでとりあえず違和感がなければい...

≫続きを読む

オカリナ練習場所

オカリナは小さい楽器なので他の吹奏楽器よりも鳴る音の大きさは小さめです。ですが、アパートなどの集合住宅にお住まいの方だとやはり隣近所に配慮して特に夜中などは練習できないと思います。そこで欲しくなるのが消音器です。というわけでオカリナ研究家のミルト氏が開発した「吹けるん」を買って試してみました。ミルト...

≫続きを読む