オカリナの基本

オカリナの持ち方

左側の4個の穴(ピンクで示す)を左手の指で押さえます。左の穴から人差し指、中指、薬指、小指。そして、右側の4個の穴(イエローで示す)は右手の指で押さえます。左の穴から人差し指、中指、薬指、小指。オカリナの表面にはこの計8個の穴以外に小さい穴が2個ありますが、この絵では省略しています。とりあえず、この...

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オカリナのくわえ方

口先を軽く尖らせたら、オカリナの歌口(吹き込み口)にそっと当てましょう。このとき、口元の筋肉はリラックスさせてください。キスをするときの感じに似ていると思います。これはオカリナを横から見た図(右が歌口)ですが、ピンクのラインあたりまでが口でくわえるエリアです。ピンクのラインを超えて深くまでくわえては...

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オカリナの吹き方

オカリナは歌口(吹き口)から息を入れるだけで音が鳴る楽器です。アパーチャのエッジを意識して、そこに真直ぐと息が当たるイメージで吹くとより美しい音になります。フルートは息の角度を奏者が微妙に調整しなければならず、そこが最も難しいところです。ただ、だからこそ多彩な演奏ができるわけです。これは人の口の中(...

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オカリナを吹く姿勢

両ヒジをかるく開いてオカリナを持ち、背筋を伸ばして両足を肩幅ほどに開いて立つ。これが一般的に言われるオカリナを吹くときの姿勢です。しかしオカリナは気楽に演奏できるのが一番の魅力なので、どんな姿勢であってもかまわないと私は考えます。オカリナの構造のところで解説しているように、オカリナという楽器は楽器内...

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吹く息のスピード

オカリナはただ息を吹き込むだけですべての音が出る楽器です。とはいえ、すべての音(AC管の場合、低いラから高いファまで)が正しいピッチ(音程)にはなっていません。これはピアノも含めてあらゆる楽器でいえることですが、特にオカリナはピッチが適当な楽器です。また、オカリナが属する管楽器は吹き込む息のスピード...

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オカリナのタンギング

この図は音を出したときの波形を表したものです。図A:普通に音を3回出すとこんな波形です。音の出だしと終わりは丸みがあります。図B:音の出だしと終わりをシャープにしたい場合はタンギングが必要です。図C:音の出だしと終わりを、それぞれフェードインとフェードアウトした波形です。フェードイン、フェードアウは...

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オカリナのロングトーン

ロングトーンとは、管楽器において一つの音を長くのばして出し続けることです。練習では、いっぱいに吸い込んだ息が肺の中からなくなるまで吹き続けます。これは音の波形を示した図です。図A:音の出だしから終わりまで均一で、これが理想です。図B:音の大きさと音程が不安定で、初心者にありがちです。均一な音を長く出...

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オカリナのビブラート

ビブラートとは、音を震わせる技法です。声を震わせて歌うと美しい歌声になりますし、音を震わせて楽器を演奏すると美しい音色になります。歌にせよ楽器にせよ、ロングトーンがしっかりできていることが大前提になります。これは音の波形を表した図です。図A:小さい音でロングトーンをしたとき。図B:大きくて短い音を連...

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