オカリナ(オカリーナ)初心者



オカリナと私たち日本人

オカリナ(オカリーナ)とは、イタリア語で「小さいガチョウさん」という意味だそうです。その形が鳥のガチョウに似ているからなんでしょうね。この可愛いらしい楽器がこの日本で知られるきっかけになったのはNHKの番組テーマ曲でした。宗次郎という人が演奏するオカリナの音色が私たち日本人の心を鷲掴みにしたのです。

 

いったいどんな楽器で演奏しているのだろう?と当時の人たちは思ったものです。どこか懐かしく、それでいて斬新とも感じさせる天まで届きそうな鋭い音色。それがまさか、とっても小さくて手のひらに隠れてしまいそうな楽器から繰り出されているなんて。本当に驚きでした。

 

それからというもの、オカリナは瞬く間に庶民の楽器として浸透していきました。なんといっても、その価格と携帯性が受けたのです。もちろん、楽器が奏でる澄んだ音色も。

 

オカリナの音色の秘密

オカリナの音色はどうして私たち日本人の耳を引きつけるのでしょう。日本の伝統的な音楽(雅楽)の楽器に尺八や篠笛がありますが、それらとは一線を隔するのにです。それもそのはず、オカリナは遠いヨーロッパの地で18世紀くらいにできた楽器です。

 

思うに、オカリナの材質や製造方法にその秘密がありそうです。オカリナは職人さんが一つ一つ丁寧に粘土をこね、形にして、そして窯で焼き上げて完成します。これってまさに陶磁器の世界ですよね。そうです、オカリナは音を奏でる陶磁器なのです。だから、その手触りや音は私たち日本人が持っている感性を揺さぶらないはずがないのです。

 

演奏が最も簡単な楽器?

オカリナを演奏するのは簡単でしょうか。もしその答えがYESだったとしたら、小学校の音楽の授業でオカリナがあってもよさそうです。しかし実際にはオカリナではなく、リコーダーやピアニカが授業に使われます。ということは、オカリナを演奏するのはさほど簡単...ではないということでしょう。

 

ただし、音を出すのは簡単です。その点でいえば、オカリナもリコーダーと同等です。問題はトーンホールを押さえる指使いにあります。リコーダーが縦に長くて持ちやすい形状であるのに対し、オカリナは丸い形状の横笛なので穴を確実に押さえるのが難しいのです。その他に息のコントロールとか。でも、それゆえに奥が深くて愛すべき楽器なのです。